「介護職はやめとけ」の真相を語る!向き不向きと成功する転職のポイント

あんこ

介護の仕事をしてみようか迷ってるんだけど、「介護職やめとけ」なんて言う人もいて決められないの。本当のところを誰か教えてくれないかな?

このような悩みを持つ方へ、介護業界で20年従事し、介護福祉士としても現場経験があり様々な事業所で実際に働いてきた僕が、本音で語ります。

この記事を読んで分かること

この記事を読めば、介護職のやりがいや厳しさ、向いている人・いない人の特徴、リスクへの対策方法、そして転職時のポイントがわかります。

介護の仕事は社会貢献していることが実感できる素晴らしい仕事ですが、向き不向きはあります。

よーかん

この記事を読んでいるあなたは介護職への転職について前向きに考えていると思うので、自分にもできそうと思えたら、ぜひ良い職場を探してみてくださいね!

この記事を書いた人【よーかん】
  • 主任ケアマネ(ケアマネ歴13年)
  • 介護業界で20年従事
  • 兼務含めて現場での介護経験は10年
  • 多形態での勤務と管理職を経験
  • 副業にも取り組む2児のパパ
こんにちは!
目次

介護職は本当に「やめとけ」なのか?その理由3つを徹底解説

「介護職はやめとけ」と耳にすることがあるかもしれません。しかし、介護職に興味を持っているあなたにとって、その理由をしっかり理解し、自分自身にとっての選択を見極めることが大切です。

介護の仕事には確かに厳しさもありますが、そこでしか得られないやりがいや成長のチャンスもあるのです。

この章では、介護職が「やめとけ」と言われる主な理由を3つ挙げ、それぞれを深掘りしていきますね。

理由①:体力的な負担が大きい

介護職は体力的な負担が大きいことが「やめとけ」と言われる理由の一つです。

利用者の介助や移動を支援する際に、身体的な負担が日常的にかかります。特に長時間の立ち仕事や、人の身体を支える場面が多々ありますよ。

よーかん

僕の周りにも、腰痛を抱えている人は多いです。体力に自信がない人にとっては、仕事を続ける上で大きな障害になるかもですね。

理由②:人間関係が複雑でストレスが多い

介護職は同僚や利用者・家族との人間関係が複雑で、ストレスを抱えやすい仕事です。

介護現場では、チームで働くため他職種との連携が必須ですが、その中で意見の相違や摩擦が生じることが少なくありません。また、利用者やその家族との関係が難しい場合もあります。

よーかん

上司や同僚とだけでなく、利用者やその家族とのコミュニケーションが日常的にあるのが介護職です。精神的に消耗しやすい仕事ででもあり、これが「やめとけ」と言われる一因ですね。

理由③:収入が低く、労働に見合わない

介護職は給与が低く、労働の過酷さに見合わないと感じる人が多いです。

介護職の収入は、他の職業に比べて低く、長時間の労働や精神的な負担を考えると不満を感じる人が少なくありません。

よーかん

介護職の平均年収は363万円前後と、他業界と比べて低めです。お金だけを考えると「やめとけ」と言われるのも仕方ないかなと感じますよね。

介護職で感じる「やりがい」と「ストレス」のポイント3つ

介護職には、他の仕事にはない「やりがい」があります。

人と直接関わり、感謝される場面も多い一方で、ストレスも決して少なくはありません。実際に介護の現場に立つと、その両面がよりはっきりと見えてくるでしょう。

この章では、介護職で感じる「やりがい」と「ストレス」について、具体的な3つのポイントを挙げながら、介護の現実をお伝えします。

ポイント①:利用者からの感謝(やりがい

介護職の大きなやりがいは、利用者やその家族から直接「ありがとう」と感謝されることでしょう。

介護職は日々の生活を支える重要な役割を担っており、その成果が目に見えてわかります。利用者やその家族が自分のサポートを感謝してくれる瞬間に、大きな充実感を得られますよ。

よーかん

僕もそうですが「ありがとう」という言葉をもらうことがとても嬉しい。この感謝の言葉こそが、厳しい仕事を乗り越える支えになっていて、周りの人も同じ思いがベースにあります。

ポイント②:成長実感が得られる(やりがい)

介護職では、日々の仕事を通して自分自身が成長している実感を得られるやりがいがあります。

利用者のケアをする中で、コミュニケーション能力や問題解決能力が向上し、専門知識が身につくことで自信がつきます。

長期間にわたって利用者の生活を支えることで、彼らの成長や改善を一緒に喜ぶことができる点も、やりがいを感じるポイントでしょう。

よーかん

認知症の方への関わりがうまくいった、食事介助が上手にできた等、自身のスキルアップがそのまま利用者の生活に反映されます。自身の関わりで良くなることが目に見えるのは嬉しいですよね。

ポイント③:精神的負担が大きい(ストレス)

やりがいがある一方で、介護職は精神的なストレスが非常に大きい仕事です。

利用者の生活が思うように改善しなかったり、難しい状況に直面したとき、無力感を感じることが多々あります。また、利用者の家族の期待や要望に応えられないことがストレスの原因になることも。

よーかん

介護職は他人の生活を支える責任感が強いため、精神的な負担を感じやすい職種です。メンタルヘルスケアに気をつける必要がありますね。

介護職をやめとけと言われてしまうリスクへの対策3選

介護職にはさまざまなリスクがつきものです。

それが「やめとけ」と言われる理由にもなっていますが、これらのリスクに対して、適切な対策を取ることで、より安定して仕事を続けることも可能となるでしょう。

この章では、介護職における代表的なリスクと、それに対する具体的な対策を3つ紹介しますね。

リスク①: 腰痛や体力の低下

介護職は腰痛や体力低下のリスクが高く、このため「やめとけ」と言われることがあります。

介護業務の中には、利用者の移動やサポートで腰に負担がかかる作業が多く、長時間にわたる立ち仕事や体力を使う場面が頻繁にあります。

介護施設では、定期的な研修で腰痛予防のための介助技術が教えられており、これを実践することで負担を軽減する効果が期待できるでしょう。

よーかん

適切なボディメカニクスを学び、正しい姿勢やテクニックで介助することが重要です。また、リフトや補助器具の使用を積極的に取り入れることで、負担を軽減できますよ。

リスク②:メンタルヘルスの悪化

精神的なストレスが大きく、メンタルヘルスの悪化がリスクの一つです。

利用者のケアだけでなく、その家族や他のスタッフとの関係性に起因する精神的な負担が大きく、介護職に就くとメンタルにダメージを受けやすいです。

多くの介護施設で、メンタルヘルスの支援プログラムが提供されており、定期的な相談やサポートが有効とされていますよ。

よーかん

同僚とストレスについて共有したりして、精神的なケアを行うことが重要。また、適切に休息を取り、ストレスを溜め込まないようにする習慣をつけることも有効です。

リスク③: 長時間労働による過労

介護職は長時間労働が多く、過労のリスクが高い職業です。

介護業界では、シフト制や夜勤が多く、労働時間が長引くことがよくあります。休みが取りにくい職場環境や、スタッフ不足も要因となり、過労が問題になりがち。

労働環境を見直し、健康第一の働き方を提案することが推奨されています。

よーかん

勤務スケジュールを調整し、定期的に休息日を確保するようにすることが重要ですね。休みの日はしっかり休みましょう。

介護職に向いている人・向いていない人の特徴とは?

介護職はやりがいが大きい反面、向き不向きがはっきりしている職業です。

自分が介護職に向いているのか、あるいは向いていないのかを知ることは、今後のキャリア選択において重要な判断材料となるでしょう。

この章では、介護職に向いている人の特徴と、向いていない人の特徴を3つずつ挙げ、それぞれの性質がどう影響するのかを説明しますね。

介護職に向いている人の特徴

介護職に向いている人には次の3つの特徴が考えられます。

  • 人の話を丁寧に聞ける人
  • 忍耐力がある人
  • 思いやりの心が強い人

向いている人①:人の話を丁寧に聞ける人

介護職は利用者やその家族の話を丁寧に聞ける人が向いています。

介護職では、利用者のニーズや不安を汲み取ることが求められます。利用者とのコミュニケーションがスムーズにいくと、ケアの質が上がり、信頼関係も築けますよ。

よーかん

僕は長年ケアマネとして相談支援をしていますが、相手8自分2くらいの割合で話すと信頼が築きやすいと実感しています。

向いている人②:忍耐力がある人

忍耐力があり、ストレスを受け流せる人は介護職に向いています。

介護の現場では、利用者が思うように回復しなかったり、仕事が長時間に及ぶことが多いため、忍耐強さが求められます。常に冷静で、長い目で状況を見る力が大切ですよ。

よーかん

認知症の方々と接する上ではやはり寛容な姿勢と、根気強く利用者にお付き合いすることが求められますからね。

向いている人③:思いやりの心が強い人

介護職では、思いやりの心が強い人が活躍しやすいです。

利用者の立場に立ってサポートできることは、介護職の大切な要素ですね。相手の気持ちを汲み取り、共感する姿勢が求められ、これにより信頼を得ることができるでしょう。

よーかん

利用者が求めるのは、単なる業務的なケアではなく、心のこもったサポートです。思いやりが強い人ほど、仕事にやりがいを感じやすく、利用者からの信頼も厚くなりますよ。

介護職に向いていない人の特徴

一方で、介護職に向いていない人の特徴は次の3つが考えられます。

  • 体力に自信がない人
  • 感情の起伏が激しい人
  • 一人で作業するのが好きな人

向いていない人①:体力に自信がない人

体力に自信がない人は介護職に向いていません。

介護職は身体的に負担がかかる仕事が多く、長時間の立ち仕事や利用者の身体を支えることが頻繁にあります。体力がないと、仕事に対して疲労が蓄積しやすく、長期的な勤務が難しくなりがちに。

よーかん

ものすごく体力がいるというわけではないですが、基本は自分の身体を動かしますからね。腰痛のリスクもあります。

向いていない人②:感情の起伏が激しい人

感情の起伏が激しい人は、介護職には向いていないかもしれません。

介護職ではおだやかな対応が必要であり、感情の起伏が激しいと利用者やその家族、同僚との関係に問題を引き起こすことがあります。

感情的になることで、自分自身がストレスを溜めやすくなってしまいますよ。

よーかん

感情の起伏が激しく、特に怒りっぽい人は利用者からの信頼も得られず、同僚からも煙たく思われるでしょう。

向いていない人③: 一人で作業するのが好きな人

一人で作業するのが好きな人は、介護職には不向きでしょう。

介護職はチームワークが求められる仕事で、他職種や同僚との連携が必須であり、協力して問題を解決していくことが日常的に求められます。

個人プレーを好む人は、集団で働くことにストレスを感じやすくなるでしょう。

よーかん

介護の現場では、少ない人数で効率よく業務を行ったり、利用者の対応を分担することが必要なため、協調性はとても重要です。

介護職やめとけと言われても転職を希望する場合のポイント5つ

「介護職はやめとけ」と言われても、それでも転職を考えている場合、どのようなポイントに注意すべきかを押さえることが大切です。

介護職には独自のやりがいや厳しさがある一方、選択次第では自分に合った職場や働き方を見つけることができますよ。

ここでは、介護職への転職を希望する場合に重要な5つのポイントを紹介しますね。

ポイント①:自分に合った職場を選ぶ

介護職に就くなら、自分に合った職場環境を選ぶことが非常に重要です。

介護業界では、施設の方針や雰囲気が大きく異なります。自分の性格や価値観に合わない環境では、ストレスが溜まりやすくなり、早期離職の原因となることもあるでしょう。

事業所によっては、スタッフのサポート体制が充実している職場もありますよ。

よーかん

転職前には、職場の雰囲気や福利厚生、休日数や有給の消化率などをしっかり確認することが大切ですね。

ポイント②:研修や資格取得の機会を重視する

介護職での成長を目指すなら、研修や資格取得の機会を提供している職場を選びましょう。

介護職は、日々の業務を通じてスキルを向上させることができる一方、専門的な知識や介護福祉士をはじめとした資格があれば、より高い報酬や役職に繋がるチャンスが増えます。

よーかん

研修の費用を出してくれたり、研修参加を勤務扱い等でサポートしてくれるところは良い職場と言えますね。

ポイント③:ワークライフバランスを確認する

介護職に転職する際には、ワークライフバランスが整っている職場を選ぶことが重要です。

介護職はシフト制や夜勤が多く、長時間労働になることも少なくありません。自分の生活スタイルに合った勤務形態を選ばないと、プライベートが犠牲になりがちです。

よーかん

働き方改革を進めて、残業が少ない職場や、シフトの調整が柔軟な職場も増えています。事前に労働条件を確認し、自分のライフスタイルに合った職場を選びましょう。

ポイント④:給与や待遇をしっかり交渉する

給与や待遇に満足できるかは、転職先を選ぶ際の重要な要素でしょう。

介護職は給与が低めという印象が強いですが、職場によっては処遇改善加算等で待遇が改善されている場合もあります。

自分の経験やスキルに応じて、しっかり交渉することで満足のいく条件を得られる可能性がありますよ。

よーかん

介護業界では、待遇面に差があり、職場ごとに給与や福利厚生が異なります。転職の際には、給料だけでなく、ボーナスや退職金制度などの待遇面もしっかり確認しましょう。

ポイント⑤:働く目的や自分の価値観を再確認する

介護職に転職する前に、自分が何を重視して働くのか、価値観を再確認することが重要です。

介護職はやりがいがある反面、厳しい現実もあります。自分が社会に貢献したいという強い思いを持っているなら、介護職はその価値を満たす場になるかもしれません。

よーかん

転職を決める前に、自分の働く目的や価値観を再確認することが、長く続けられるかどうかのカギとなりますよ。

[FAQ]よくある質問とその回答

ここでは、「介護職で働くことをやめとけと言われるけど実際どうなんだろう…」と気になっている方に向けて、よくある質問とその回答を掲載していきます。

介護職は他の職業と比べてどんな点が厳しいですか?

介護職は、他の職業に比べて身体的な負担や精神的なストレスが大きい仕事です。利用者のケアは、体力を使うだけでなく、思うようにいかない場面に直面することも多く、無力感を感じやすいことが特徴です。さらに、シフト制や夜勤があることから、ワークライフバランスが取りづらいという厳しさもあります。

介護職に就くとどのようなやりがいを感じられますか?

介護職では、利用者から直接感謝の言葉をもらえることが大きなやりがいです。利用者の生活をサポートし、笑顔や「ありがとう」と言われることで、自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できます。また、長期間にわたって利用者の成長や改善を見守ることも大きな満足感に繋がります。

介護職の仕事で一番つらいと感じるのはどんな時ですか?

介護職でつらいと感じるのは、利用者の状態が思うように改善しなかったり、家族からの高い期待に応えられないときです。また、感情的なサポートを要求される場面が多いため、メンタル面での負担が大きく、無力感やストレスを感じることも少なくありません。そうした状況での対処が難しい場合、辛さが増すことがあります。

介護職の仕事は将来性がありますか?

介護職は高齢化社会の進行に伴い、今後も需要が拡大することが予想されており、将来性のある仕事です。介護の質を高めるための技術や知識が必要とされ、キャリアアップや専門性を追求することで、より高いポジションに進むことも可能です。業界全体が成長しているため、長期的に安定した職業と言えるでしょう。

介護職の人間関係は本当に複雑なのですか?

介護職では、利用者だけでなく、その家族や他の職種との連携が求められるため、人間関係が複雑になることが多いです。特に、ケアの方法や方針をめぐって意見が分かれることもあり、コミュニケーション力が試される場面が多々あります。しかし、チームで協力し合うことができれば、職場環境が良好になるケースもあります。

介護職で長く働くコツはありますか?

介護職で長く働くためには、身体的なケアと精神的なケアの両方を意識することが重要です。定期的な休息やリフレッシュ、仲間とのストレス共有がメンタル面を支えます。また、正しい介護技術を身につけることで、身体的負担を減らし、腰痛などのリスクを軽減することも大切です。自分のペースで無理なく働ける環境を整えることが、長期的な就労の鍵となります。

まとめ:「介護職はやめとけ」の真相を語る!向き不向きと成功する転職のポイント

この記事の大事なポイントをまとめます。

  • 介護職はやりがいを感じられる仕事ですが、体力的な負担や精神的なストレスが大きいことから「やめとけ」と言われることがあること
  • 自分に合った働き方を考えることが重要です。介護職の大きな魅力は、利用者やその家族から直接感謝の言葉をもらえることで、やりがいを感じることができ、自己成長にもつながること
  • 介護職に向いている人は、忍耐力があり、他人に対して思いやりを持ち、コミュニケーション能力が高い人です。一方で体力や精神的な余裕がない人には向かないかもしれないこと
  • 介護職に転職を考える際は、職場環境やワークライフバランス、給与面の条件をよく確認し、自分に合った職場を選ぶことが大切
  • 介護職は将来性のある職業であり、資格取得や研修制度を活用することでキャリアアップが可能です。長期的な視野で安定した働き方を目指すことができること

介護職は向き不向きは確かにある職業ですが、感謝の言葉を直接いただけたり、利用者の生活が良くなることを実感し、その喜びを共有できる素晴らしい職業だと僕は確信しています。

お金も大事だけど、長く自分らしく働くためにはやりがいや自分の価値観に合った職業を選びたいですね。

あんこ

私やっぱり人と話すことや、「ありがとう」って言ってもらえるの嬉しいから、介護の仕事やってみるね!

よーかん

あなたが大事にしている仕事をする上での価値観はなんでしょうか。介護の仕事で満たせるなら、こんなに素晴らしいことはないですね!

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